特集 高齢社会と住まい
老人および身体に障害を持った人の住宅改造
穴田 喜美子
1
1吉野工業所健康保険組合
pp.539-544
発行日 1992年7月10日
Published Date 1992/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900523
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はじめに
身体機能に障害を持った人たちが,それぞれの生きかたで,質の高い人生を送ることができるためには,生活の拠点である住居が暮らしやすいことが大きな条件になる。そして地方公共団体においては,福祉の制度として,住宅改造等の資金援助が行われている。人生の中途で障害を持った人にとって,その人の障害の部位や程度,あるいはその人の生き方などに応じた住宅の改造が行われることは,その後の生き方に大きな影響を与えることが予想される。
保健婦は,そのような住宅改造の必要な人を把握する機会を最も持っている職種であるといえるだろう。
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