活動報告
地域活動における日常業務(三歳児健診)の見直し—2.場的視点による見直し結果と学び
高橋 光代
1
,
落合 敏子
2
,
大河内 煕子
3
,
秋山 美由紀
4
,
犬賀 辰子
5
,
青田 晴江
6
,
松田 正己
6
1静岡県三ケ日保健所
2静岡県保健予防課
3藤枝保健所
4静岡県島田保健所
5静岡県浜名保健所
6東京大学医学部保健学科
pp.943-949
発行日 1984年11月10日
Published Date 1984/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206919
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はじめに
静岡県看護協会主催の活動見直しの研修会に参加した自主的メンバーが,三歳児健診事業の見直しを本を片手に暗中模索で開始した。情報不足と検討対象のわくぐみが不明確なこと及び地域ケア的視点が欠けていたことから,共通基盤に立てず,研究にゆきづまり,発想の転換を迫られるという苦しみを味わった。
情報不足を解決するため,情報収集をし,現場と話し合いをもち,出てきた問題点に対する働きかけをしていくうちに現場が動いてきた。また,検討対象のわくぐみを明確にするため,〈システム規模〉を用い,何回も検討するうちに検討対象の位置づけが明確になった。さらに,共通基盤に立つためには,地域ケア的視点が必要だということを,いやというほど気づかされた。それらの過程について前回(40巻10号P38〜48)は述べてきた。
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