特集 住民が期待する保健婦になれるか
静岡県における活動見直しの実践
地域活動における日常業務(三歳児健診)の見直し—1.場的視点の研究過程と対象の位置づけ
高橋 光代
1
,
落合 敏子
2
,
大河内 煕子
3
,
秋山 美由紀
4
,
犬賀 辰子
5
,
青田 晴江
5
,
松田 正己
6
1静岡県三ケ日保健所
2静岡県保健予防課
3静岡県藤枝保健所
4静岡県島田保健所
5静岡県浜名保健所
6東京大学医学部保健学科
pp.842-852
発行日 1984年10月10日
Published Date 1984/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206902
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はじめに
一昨年くらいから,行政的にも"業務の見直し"という言葉が,事あるごとに出されてきた。それと同時に"保健所の今後のゆくえ"や"保健所保健婦のあり方"についても,日頃考えさせられる課題であった。効果的な地域保健活動をするには,"何をどのようにしたらよいのか""どのように見直していったらいいか"等,それぞれの職場で悩み続けていた。
そして,"何かやらなければならない""何らかの方法で業務を見直さなければならない"というさし迫った思いが,われわれの胸中にあった。
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