特集 どうしたら保健所を生かしきれるか
北海道の保健婦活動とその苦悩
あまりにもバラツキの多い業務内容—Uターン組の見た北海道の保健婦とその活動
齊藤 幸代
1
1北海道由仁保健所
pp.926-932
発行日 1980年11月10日
Published Date 1980/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206312
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はじめに
蝦夷地が北海道と名称を替え,内地(本土の意味)各地から人口が移住して来てから今日まで111年を経た。かつて祖先は,荒涼たる大地と冬季の厳しい気象条件の中で日常生活を営むためには,生活様式の相違や,お国言葉を使ってお互いに意思を疎通させなければならず,そのために排斥することなく理解・協力しあって開拓に汗水を流したことであろう。そして,今日では,この子孫達が3〜4代目となって道内各地で活躍している。
このような背景の中では,北海道独特の保健婦活動が展開されているのではないだろうか。
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