特集 どうしたら保健所を生かしきれるか
北海道の保健婦活動とその苦悩
座談会
ひとりよがりの活動からの脱皮を—同じ視点を持ち合って共同して活動を
斎藤 幸代
1
,
中川 佳恵
2
,
永富 タカ子
3
,
三井 祐子
4
,
山ノ内 広子
5,6
,
水野 優子
7
1北海道由仁保健所
2伊達市役所
3新篠津村役場
4北海道岩見沢保健所
5北海道庁総務部
6前当別保健所
7北海道滝川保健所
pp.934-947
発行日 1980年11月10日
Published Date 1980/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206313
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住民との間に1枚のベールが
水野 この座談会をやることになった発端は,レポート提出者の三井さんと斎藤さんが東京を経験されて帰ってきて,北海道には東京では味わうことのできない活動の違いがあるということを言われたんですね。そういうことが発端になって,それではこの際北海道らしさって何なんだろうとか,どんなことが活動の特性になっているのかというところをレポートとして出してもらうことになったんです。ところが,お読みになってわかると思うんですけれども,どうもぱっきりと本音の部分が出し切れないので,今回実際活動を通してざっくばらんに語ってもらおうということになったわけです。
永富さんや山ノ内さん,中川さんは,地元で根を降ろして活動されている方達ですので,自分の経験を通して報告してもらって,意見交換をしてもらいたいと考えています。
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