特集 臨床医学最新の進歩・知識
災害医学—形成医学の現状
水町 四郎
1
1関東労災病院
pp.62-65
発行日 1962年12月10日
Published Date 1962/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202714
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日本ほど災害の多い国はない.道を歩けば自動車,家にいれば洪水,崖くずれと,毎日の新聞をみるまでもなく,災害による死傷者は数多い.整形外科学,スポーツ医学,災害医学に造けいの深い水町先生は,とくに形成医学をとりあげ,第三の医学としての新らしい方向を紹介された.ハンロン(Hanlon,アメリカの公衆衛生行政学者)もいつているように,外国での不幸の相当部分が災害にともなう後遺症に起因しているという.このような不幸は,日本でも例外でありえない.その救い手として現れた形成医学のアウトラインを学ぼう.
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