特集 臨床医学最新の進歩・知識
がん—死のいざないをたち切れ
Ⅰ.胃癌・乳癌
崎田 隆夫
1
1国立がんセンター
pp.22-25
発行日 1962年12月10日
Published Date 1962/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662202705
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癌――それは,人々にとつて死を意味する暗いイメージをもつていた.しかし,近代医学は,そのイメージをうちこわそうとしている.医療体制の不備な我国では,早期発見,早期受診といつても容易に実行できる立場にいる人は少ないが,地域の活動として癌の集団検診などもひろまりつつある.その進歩の一切にスポットをあてたこの論文は,着実に増加している癌のぼく滅が決して不可能ではないことを暗示している.
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