死への看護・2
真実を告げる必要—ある胃癌患者の例を通して
柏木 哲夫
1
1淀川キリスト教病院精神神経科
pp.172-177
発行日 1977年2月1日
Published Date 1977/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661922621
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患者と家族の必要
‘死への看護’において,患者と家族の必要を満たすことがその基本になると思います.死に至る病を持つ患者と家族は,実に多くの必要を持っています.その必要を正確に知り,それを満たすためには,看護側が強力なチームを組む必要があります.チームは患者と家族の真の必要は何かということに,いつも目を向けていなければなりません.1人の胃癌患者とその家族の必要に対してなされたことを通して,チームの働きを紹介します.
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