学会印象記 第34回日本作業療法学会
新世紀の幕明けを告げる学会
網本 和
1
1東京都立保健科学大学理学療法学科
pp.761
発行日 2000年10月15日
Published Date 2000/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551105651
- 有料閲覧
- 文献概要
汗ばむような五月晴れの陽光のなか,横浜山下公園近くの神奈川県民ホールにおいて5月25,26,27日にわたって第34回日本作業療法学会が開催された.小生がこの学会に参加させていただくのは名古屋で行われたとき以来であるが,その当時に比べ,更に多くの会員の参加があったものという印象を受けた.とにかく大盛況なのである.どの会場も気温の上昇を上回る立ち見の出るほどの熱気であった.またこれは理学療法士学会でも同様であるが,若い世代の参加が多く,自らの上に流れた時間をふと思うほど華やかさが漂う.
学会のテーマは2000年の節目にふさわしく「作業療法―新世紀へのプロローグ」であり,前日の4種類の教育セミナーを皮切りに436題の一般講演,国際シンポジウム,13の研究会グループによるワークショップなど多彩かつ幅広い関心を鼓舞しうる内容であった.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.