ベッドサイドの看護
歩行意欲を持たせるための援助—老人性萎縮患者の場合
高橋 静子
1
1日赤中央病院1区内科病棟
pp.470-474
発行日 1972年4月1日
Published Date 1972/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916294
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かつて,ある看護婦がこんな事を話していた“内科病棟って何もすることがなくて,暇な所よ”と.以前他科に勤務していた私も,本院内科に勤め始めて半年を過ぎました.今私は,‘内科看護のあり方’の難しさを,ひしひしと感じ始めているのです.
現在私の勤務している病棟には老人患者が多く,ときには患者の平均年齢70歳以上ということもあります.それに比し看護婦の平均年齢が23歳(婦長・主任を除く〉.この不つり合いを解消するためには,どんなに忙しくてもカンファレンスの時間を設け,穴埋めに努めなければなりません.
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