学生の広場
患者に関心を持って援助ができるまで
朝比奈 寿美
1
1長野赤十字看護專門学校
pp.818-821
発行日 1992年9月1日
Published Date 1992/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661900711
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はじめに
病棟実習では様々な患者との出会いがあり,受け持った患者それぞれによい関わりを持つことができていたと思う.しかし,それは表面的なものであって,心の中ではたえず「患者との関わりはこれでいいのだろうか」と思っていた.そのためか,いつも無難にできた実習であったが満足感を得られないままでいた.
友人たちは,実習後にも受け持ち患者に面会に行ったりしていた.その心境が分からず不思議な感覚で見ていたふしもあるが,反面ではうらやましくもあった.
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