ベッドサイドの看護
回復に意欲的な大腿頸部骨折老人患者への援助
横山 ユリ子
1
,
木場 洋子
1
,
樗木 千鶴子
1
1国立療養所星塚敬愛園
pp.513-515
発行日 1979年5月1日
Published Date 1979/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918675
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はじめに
本園の老人病棟は,高齢者,脳卒中後遺症,老人性痴呆などの老人看護ならびにリハビリ訓練を必要とする患者が主に入室しており,午前中は各種治療・看護,午後は音楽,体操などによる機能訓練に重点がおかれている.
老人の入室者は一般にその治療・看護が長期にわたり,その上,ハンセン病特有の不自由度も加わり,種々の合併症を伴いやすいなど多くの問題を含んでいる.したがって老人の特性からくるさまざまの制約から,患者自身はもとより,看護側においてもしばしば諦観的にさえなりがちである.
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