セミナールーム・心療内科
自律訓練法(Ⅳ)—その時の中枢状態はさえている
石田 行仁
1
1専売公社東京病院
pp.62-63
発行日 1969年10月1日
Published Date 1969/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914643
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われわれはA.T.のやり方・心身相関の問題・自己実現への道を通り抜けてきた。一定の順序に従えば誰でもできるし,その実践を通して心身相関のあり方を感得した。さらに自ら行なえば,自然に自己実現ができることも納得した。
さてA.T.は7月号の図に示されているような,多面的な要素を含んでいる。そしてA.T.中には,意図したものの発現もあるが,企図と合わない自発的な現象も出現する。たとえば筋肉がピクピク・チクチクしたり,シネラマ様の幻覚に似た現象が(視覚系)次々に出没する。
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