特集 婦人労働からみた看護
看護労働=婦人労働をまもる法律
須知 正英
1
1労働省婦人少年局婦人労働課
pp.36-40
発行日 1964年10月1日
Published Date 1964/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912404
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昭和35年10月頃から頻発した未曾有の病院ストを契機として,看護婦の低い労働条件,それによる看護婦の不足という事態が叫ばれ,関係者の間で深刻な問題となったことはまだ記憶に新らしい。
看護業務は,高度の知識と旺盛な倫理感が要求されるとともに,重い責任が荷せられているが,それにもかかわらずその労働条件は,一般労働者に比べてきわめて悪いといわれている。そのため,関係者の間においては労働条件の改善をはかったり,または,給費生制度などによって看護婦等の確保と養成に努めている。
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