ぶっくがいど
婦人労働
一番ケ瀬 康子
pp.49
発行日 1964年5月10日
Published Date 1964/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662203109
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私たちは,毎日の24時間の生活のなかで,もっとも多くの時間を労働のためについやしている.したがって,その労働の生活がどういう状態にあるのかということは,日常の生活さらに人生のしあわせを大きく規制してくる.すなわち,私たちの職業生活とくにその社会経済的側面をとらえ,他の婦人の職業やその条件との比較,またそれをとおして,現在の労働自体がもっている基本的な問題点を探求することは,私たち自身の幸福と直結した問題である.
婦人労働全般の問題に対して,やさしく入門的に画いたもので,現在入手が容易なものとしては,まず,長洲一二,塩田庄兵衛,一番ケ瀬康子共著の「働く女性の社会学」(合同出版社)竹中恵美子,中村俊子「母のしごと,女の職場」(三一書房)がある.
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