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実践講座 嚥下調整食の選び方・2
発達期摂食嚥下障害児のための嚥下調整食分類2018の選び方
The way of choosing the adequate type for each client from the Classification of the Food Type for Pediatric Dysphagia in 2018
曽根 翠
1
Sui Sone
1
1東京都立東大和療育センター
1Tokyo Metropolitan Higashiyamato Medical Center for Persons with Developmental/Multiple Disabilities
キーワード:
発達期摂食嚥下障害児
,
発達期摂食嚥下障害者
,
嚥下調整食
,
手元調整
Keyword:
発達期摂食嚥下障害児
,
発達期摂食嚥下障害者
,
嚥下調整食
,
手元調整
pp.983-988
発行日 2019年10月10日
Published Date 2019/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201771
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はじめに
日本摂食嚥下リハビリテーション学会から「発達期摂食嚥下障害児のための嚥下調整食分類2018」(以下,発達期分類2018)1)が上梓されて1年あまりが経過した.学会分類2013は患者に提供する食形態を想定して策定されているが,発達期分類2018は施設などの厨房から提供する嚥下調整食の分類であって,各患者の特性に合わせた手元調整を加えることを前提として作成されている.このため,在宅患者に提案する場合,選択に困ることが想定される.
本稿では,発達期分類2018の基本的な考え方を概説したうえで,患者に直接提案することを想定して,嚥下調整食の選び方を摂食嚥下機能の発達段階に添って説明し,手元調整についても言及する.
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