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特集 モチベーション&アドヒアランスの向上
7 嚥下調整食のコンプライアンスとアドヒアランス
Compliance and Adherence to Dysphagia Diet
藤谷 順子
1
Junko Fujitani
1
1国立国際医療研究センター病院リハビリテーション科
キーワード:
嚥下調整食
,
コンプライアンス
,
アドヒアランス
,
食形態の調整
,
栄養食事指導
Keyword:
嚥下調整食
,
コンプライアンス
,
アドヒアランス
,
食形態の調整
,
栄養食事指導
pp.292-298
発行日 2022年3月18日
Published Date 2022/3/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
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- 参考文献 Reference
要旨 嚥下調整食は,効果の実感が少ない症例にとっては,必要性の理解が得られにくく,制限されるネガティブイメージが強くなりがちである.嚥下機能の理解に始まり,形態調整の必要性を,検査結果や画像なども含めて説明することが基本である.一方,よかれと思って行われている形態調整が,当該症例に適切でないリスクもあるため,その点にもチェックが必要である.さらに,自宅の環境にあわせた,嚥下調整食を用意の方法を多職種で支援する.そして,現在の嚥下機能での社会参加をいかに支援するかも重要である.正確で誠実な説明を通して,利用者が知識を増やし,自分で判断し,選択していく過程を支援することがアドヒアランスにつながる.
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