連載 関連職種の資格制度
言語聴覚士
立石 雅子
1
Masako Tateishi
1
1目白大学保健医療学部言語聴覚学科
キーワード:
他学会の資格
,
生涯学習
,
モデル・コア・カリキュラム
Keyword:
他学会の資格
,
生涯学習
,
モデル・コア・カリキュラム
pp.1059-1062
発行日 2017年10月10日
Published Date 2017/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201127
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言語聴覚士は,聴覚,言語,認知,摂食嚥下などに問題のある人々が自分らしい生活を送ることができるようコミュニケーションおよび摂食嚥下の観点から支援する専門職である.対象とする年齢は新生児から高齢者まで,そして対象とする障害も聴覚障害から言語発達障害,発声発語障害,失語・高次脳機能障害,摂食嚥下障害と幅広い.近年,言語聴覚療法を取り巻く社会の変化には著しいものがあり,言語聴覚士が業務を行う領域も,医療,介護,福祉,教育といった従来の枠組みで考えるだけでは不十分となっている.たとえば地域リハビリテーションの例にみられるような複数の業務領域にまたがるもの,あるいは他職種との連携がより一層求められる領域など,言語聴覚士が業務を行うべき範囲の拡大に伴い,新しい領域における業務についても常に考える必要がある.
本稿では,言語聴覚士が取得している他の団体の資格制度について概要を述べ,日本言語聴覚士協会が実施している資格制度について述べることとする.
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