連載 関連職種の資格制度
理学療法士
植松 光俊
1
,
中川 法一
1
Mitsutoshi Uematsu
1
,
Norikazu Nakagawa
1
1公益社団法人日本理学療法士協会生涯学習業務執行委員会
キーワード:
他団体の資格
,
生涯学習
,
免許更新制
Keyword:
他団体の資格
,
生涯学習
,
免許更新制
pp.861-866
発行日 2017年8月10日
Published Date 2017/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552201069
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超高齢社会が進み,社会保障が大きな課題となるなかで,理学療法士の養成が急務となり,2000年以降より養成校が急増し,2012年には10万人を超えた.職能団体である公益社団法人日本理学療法士協会(以下,PT協会)への入会率は約80%と高い組織率を保持しており,世界理学療法連盟(World Confederation for Physical Therapy;WCPT)加盟団体中でも第一位である.この状況をみるだけでも本会の担う役割は大きく,懸念される雇用待遇の低下を抑えるためには職域の拡大が急務であり,専門性および質の向上は最重要課題であると認識している.
本稿では,まずPT協会員が取得している他団体の資格を紹介し,次にPT協会が取り組んできた生涯学習システムを概説したうえで,生涯学習制度の未来展望を提示することとする.
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