Japanese
English
特集 リハビリテーション工学の最近の進歩
コンピュータ・アクセシビリティ
Computer accessibility.
川澄 正史
1
Masashi Kawasumi
1
1東京電機大学工学部情報通信工学科
1Department of Information and Communication Engineering, Tokyo Denki University
キーワード:
情報機器
,
アクセシビリティ
,
パソコン操作
,
ソフトウェア
,
Web
Keyword:
情報機器
,
アクセシビリティ
,
パソコン操作
,
ソフトウェア
,
Web
pp.517-523
発行日 2001年6月10日
Published Date 2001/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109508
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はじめに
アクセシビリティ(Accessibility)という言葉はAccessとAbilityの結合語で,辞書では「利用できること,接近しやすいこと」などの意味があるが,日本では狭義の意味で「パソコンをはじめとする情報機器を使いやすくすること」を意味する言葉として用いられている1).例えばワープロソフトの入力方式として,画面に表示される五十音表上のカーソルを特殊スイッチの操作により一つずつ隣へ移動させて文字選択していく走査入力法2)が知られているが,これはキーボードやマウスの操作ができない場合に利用されるアクセシビリティ技術の一つである.
アクセシビリティ技術が進歩し,多数の人がパソコンを操作し,あるいはパソコンを端末として周辺機器を操作し,電子メールを交換することができるようになった.しかし,問題として残されていることもある.本稿では主としてコンピュータ・アクセシビリティについて述べ,アクセシビリティの今後についても述べる.
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