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特集 リハビリテーション工学の最近の進歩
バリアフリー環境
Environment and development of barrier free.
三星 昭宏
1
Akihiro Mihoshi
1
1近畿大学理工学部土木工学科
1Faculty of Science and Engineering, Kinki University
キーワード:
バリアフリー
,
交通
,
分野連携
,
当事者参加
Keyword:
バリアフリー
,
交通
,
分野連携
,
当事者参加
pp.525-530
発行日 2001年6月10日
Published Date 2001/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109509
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はじめに
平成12年5月,交通バリアフリー法(「高齢者,障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」)が成立した.各種基準値がパブリックコメントを経て11月に公表された.これによりわが国では,屋内・屋外を通じたバリアフリーの法的な仕組みが整備され,今後,地方で取り組みが大いに前進するものと期待される.
筆者はこの法律成立過程と基準作りにかかわってきた.「作業療法ジャーナル」最新号で法律の仕組みを詳しく解説したが1),本稿では法律そのものの解説を基本的な事項にとどめ,リハビリテーション工学として興味のある実際の諸基準のうちから,とくに話題性のある道路に関する2・3の問題を詳しく取り上げ,今後リハビリテーション実務家および障害当事者の参画がいかに重要であるかについて述べる.
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