Sweet Spot 映画に見るリハビリテーション
「クリムゾン・リバー」―ナチスの「優生学」を俎上に載せる
二通 諭
1
1千歳市立北進中学校
pp.381
発行日 2001年4月10日
Published Date 2001/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109476
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正月第二弾映画といえば一寸渋めということに相場は決まっているのだが,そんな役回りにピタッとはまったのが「クリムゾン・リバー」(監督/マチュー・カソヴィッツ).
連続猟奇殺人事件を題材としているので,宣伝の謳い文句が「セブン」を超える云々というのはやむを得ないとしても,事件の背景に,「障害者抹殺」の「学問」であるナチスの「優生学」があるという点で十分に社会派サスペンスなのだ.
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