Japanese
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短報
「遂行機能リハビリテーション訓練」におけるWAIS-Rサブスケールの変化
A study of change of WAIS-R subscales after“executive function disorder program”.
中島 恵子
1
,
本田 哲三
1
,
坂爪 一幸
2
Keiko Nakashima
1
,
Tetsumi Honda
1
,
Kazuyuki Sakatsume
2
1東京都リハビリテーション病院
2専修大学
1Tokyo Metropolitan Rehabilitation Hospital
2Senshu University
キーワード:
遂行機能障害
,
知的機能
,
WAIS-R
Keyword:
遂行機能障害
,
知的機能
,
WAIS-R
pp.257-262
発行日 2001年3月10日
Published Date 2001/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109444
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はじめに
近年,神経心理学の領域では,遂行機能障害についての議論1)が盛んである.遂行機能2)とは,前頭葉損傷例に出現する行動障害の中に位置づけられ,行動の計画性,目的性,柔軟性,効率性を欠き,日常生活を巧みに送れないために不適応行動が認められる.
われわれは,平成9年より遂行機能障害への認知リハビリテーションの試み3,4)として「遂行機能リハビリテーション訓練」を行ってきている.
今回,「遂行機能リハビリテーション訓練」を施行した慢性期の前頭葉障害患者10名を対象に,訓練前後に行ったWAIS-R(Wechsler Adult Intelligence Scale-Revised)サブスケールの変化について検討した.
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