Japanese
English
研究と報告
嚥下における頸部回旋の運動学的検討
The kinesiology of head rotation in swallow.
武原 格
1,2
,
藤島 一郎
1
,
大熊 るり
1
,
水口 文
1
,
小島 千枝子
1
,
柴本 勇
1
,
北條 京子
1
,
新居 素子
1
,
前田 広士
1
Itaru Takehara
1,2
,
Ichiro Fujishima
1
,
Ruri Ohkuma
1
,
Aya Mizuguchi
1
,
Chieko Kojima
1
,
Isamu Shibamoto
1
,
Kyoko Hojo
1
,
Motoko Arai
1
,
Hiroshi Maeda
1
1聖隷三方原病院リハビリテーション科
2現・東京都リハビリテーション病院
1Department of Rehabilitation Medicine, Seirei Mikatahara General Hospital
キーワード:
頸部回旋
,
嚥下障害
,
誤嚥
,
咽頭残留
,
嚥下圧
Keyword:
頸部回旋
,
嚥下障害
,
誤嚥
,
咽頭残留
,
嚥下圧
pp.249-254
発行日 2001年3月10日
Published Date 2001/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109443
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はじめに
頸部回旋はしばしば嚥下障害の臨床場面で用いられている.頸部回旋が嚥下に及ぼすメカニズムとして,咽頭の形状変化について述べている文献は散見1-4)するものの,総合的に運動学的見地から検討された報告は筆者らが検索した範囲では見あたらなかった.今回,筆者らは,嚥下内視鏡検査(videoendoscopic examination of swallowing;以下,VE検査),嚥下圧検査,ビデオX線透視検査(videofluoroscopic examination of swallowing;以下,VF検査)を行い,嚥下障害患者の摂食訓練に際して頸部回旋の効果を検討したので報告する.
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