Japanese
English
特集 表面筋電図による動作解析
立ち上がり動作の解析
Motion Analysis of Standing-up.
島田 洋一
1
,
加賀谷 斉
2
,
宮本 誠也
3
Yoichi Shimada
1
,
Hitoshi Kagaya
2
,
Seiya Miyamoto
3
1秋田大学附属病院リハビリテーション部
2市立秋田総合病院リハビリテーション科
3寿泉堂総合病院整形外科
1Rehabilitation Division, Akita University Hospital
2Department of Rehabilitation, Akita City Hospital
3Department of Orthopedic Surgery, Jusendo General Hospital
キーワード:
立ち上がり動作
,
FES
,
短下肢装具
Keyword:
立ち上がり動作
,
FES
,
短下肢装具
pp.1023-1028
発行日 1999年11月10日
Published Date 1999/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552109096
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はじめに
表面電極を用いた筋電図解析は,侵襲を伴わないため広く用いられている.そのうち,立ち上がり動作は日常生活において,基本的で回数も多いことから,さまざまな検討がなされている.
われわれは,機能的電気刺激(functional electrical stimulation;FES)を用いて対麻痺患者の起立・歩行再建を行っている1,2).FESは,失われた生体機能の再建を目的として行われる電気刺激法3)であり,対麻痺に対しても下肢の神経や筋の刺激を制御することで,起立,歩行などの動作再建が可能である.FESによる立ち上がり動作は,膝をロックする下肢装具とは異なり,より生理的である.
われわれは,対麻痺の立ち上がり動作再建プログラム作成を目的に,表面筋電図を用いて動作解析を行い,臨床応用してきた.本稿では,Akita FES Projectで行われた立ち上がり動作に関する研究を紹介する.
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