Japanese
English
特集 脳卒中の急性期治療
急性期リハビリテーションの安全管理
Safety Management in Acute Stroke Rehabilitation Patients.
近藤 克則
1
Katsunori Kondo
1
1船橋二和病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Funabashi Futawa Hospital
キーワード:
脳卒中
,
再発・進行
,
座位耐性訓練
,
嚥下障害
,
合併症
Keyword:
脳卒中
,
再発・進行
,
座位耐性訓練
,
嚥下障害
,
合併症
pp.1051-1057
発行日 1995年12月10日
Published Date 1995/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107996
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はじめに
脳卒中リハビリテーションの開始の遅れは,廃用症候群を招き,特に高齢者では不可逆的障害を起こしうるので,早期からのリハビリテーション開始が重要である1).しかし,脳卒中患者では,2~5割もの患者に見られる症状悪化や1-6),さまざまな合併症は急性期ほど多いことが報告されており1),安全管理も不可欠である.急性期のリハビリテーションをより安全に進めるためには,増悪や合併症の危険度の高さによる患者の層別化と,危険度に応じたリハビリテーション・プログラムの層別化が必要である.
本論では,脳卒中急性期の増悪や合併症について取り上げ,自験データを交え検討する.
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