Japanese
English
特集 脳卒中の急性期治療
早期リハビリテーションをめぐる議論
Controversy over Early Activation in Stroke.
三好 正堂
1
Seido Miyoshi
1
1浅木病院
1Asagi Hospital
キーワード:
脳卒中急性期
,
リハビリテーションの開始時期と方法
Keyword:
脳卒中急性期
,
リハビリテーションの開始時期と方法
pp.1045-1050
発行日 1995年12月10日
Published Date 1995/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107995
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はじめに
脳卒中の早期リハビリテーションは,筆者らにとって既に日常化している方法であるが,必ずしも普及しているとはいえない.再発への危惧や効果への疑問があるためであろう.またリハビリテーションが実際には慢性期医療であるため,急性期脳卒中を経験するリハビリテーション医が必ずしも多くないためもあろう.
筆者は先に早期リハビリテーションの原理と方法について提案したが1),この論文ではさらにいくつかの点について見解を述べたい.リハビリテーション開始の遅れにより後遺症が重くなることは,全ての医療スタッフが痛感していることであり,「早期リハビリテーション」とは具体的にいつから,何を行うのか,多くのリハビリテーション関係者に関心を寄せて頂ければと願う.
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