Japanese
English
調査
伊豆諸島,新島村における高齢者のADL障害と痴呆について(第1報)
Assessment of Activities of Daily Living and Dementia of the Aged Handicapped in Niijima Island, The Izu Islands.
高橋 邦泰
1,2
,
今泉 寛
1
,
木村 博光
1,3
,
吉村 亀世志
4,5
Kuniyasu Takahashi
1,2
,
Hiroshi Imaizumi
1
,
Hiromitsu Kimura
1,3
,
Kiyoshi Yoshimura
4,5
1新島生活リハビリ研究会
2埼玉医科大学総合医療センター整形外科
3国立身体障害者リハビリテーションセンター整形外科
4新島村国民健康保険診療所
5東京都立豊島病院整形外科
1The Society for Life-rehabilitation of Niijima Island
4The Niijima National Health Insurance Clinic
キーワード:
高齢化
,
ADL
,
痴呆
Keyword:
高齢化
,
ADL
,
痴呆
pp.603-605
発行日 1993年7月10日
Published Date 1993/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107404
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
東京都の伊豆諸島の新島村は,東京より南へ約150kmにあり(図),人口3,633人で式根島と2島1村を行政単位とする離島である(1991年1月現在)(表1).新島村の産業は農業,漁業および水産加工業と夏場の観光にたよっている.われわれは数年前よりボランティア活動を通して島民の生活を調査してきた.そして1990年3月より有志による「新島生活リハビリ研究会」を結成し,老人保健法に基づく診療相談や新島老人ホーム利用者へのケア,さらには在宅訪問ケアなどの支援活動を診療所とともに行ってきた.今回この活動を通して調査した資料をもとに,新島村の高齢障害者の特徴について,他の地域と比較してADLと痴呆に関して注目すべき知見を得たので,文献的考察を加えて報告する.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.