Japanese
English
特集 子供のリハビリテーション
Ⅳ.子供のリハビリテーションと施設
肢体不自由養護学校
School for the Physically Handicapped Children in View of Educational Facilities.
安好 博光
1
Hiromitu Yasuyosi
1
1国立特殊教育総合研究所肢体不自由教育研究室
1Department of Education for the Physically Hadicapped, The National Institute of Special Education.
キーワード:
肢体不自由養護学校
,
施設・設備
Keyword:
肢体不自由養護学校
,
施設・設備
pp.887-889
発行日 1987年9月10日
Published Date 1987/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106640
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
肢体不自由教育においては「障害の重度・重複化」という現象が,現在では,いわば日常的な用語として用いられるほどとなっている.これは,肢体不自由養護学校在籍児童・生徒数の約60%が脳性まひであることを考えれば,当然のことと言えよう.
この重度・重複化の現象は,教師に,一般に言われる「教育」の概念の転換を迫ることになり,ひいては,指導理論・指導方法(指導技術)等においても,他の学問領域を導入した上での視野の拡大を余儀なくさせてきている.同時に,適切な指導を行うための施設・設備の効果的な利用法についても,教師が自ら創意,工夫をせねばならない状況となっている.
そこで,肢体不自由児の教育指導を行う上での肢体不自由養護学校の施設・設備の現状について述べたい.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.