特集 子供のリハビリテーション
Ⅴ.子供のリハビリテーション・メモ
先天代謝異常とクレチン症の新生児マススクリーニング
諏訪 珹三
1
1神奈川県立こども医療センター小児科・内分泌代謝科
pp.668-669
発行日 1987年9月10日
Published Date 1987/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106584
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1.新生児マススクリーニングとは
健康な赤ちゃんを含めて,全ての新生児を対象として血液検査を行い,5種類の先天性代謝異常(フェニールケトン尿症,楓糖尿症,ホモチスチン尿症,ヒスチジン血症,ガラクトース血症)およびクレチン症(先天性甲状腺機能低下症)を早期発見し,早期治療することにより障害(特に知能障害)の発生や死亡をなくそうとする組織的検査体制のことをいう.厚生省の指導で各自治体が実施している事業である.
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