Japanese
English
特集 脳卒中リハビリテーションにおける評価
脳血管障害患者の身体機能評価
Assessment of Physical Functions in the Stroke Patient.
才藤 栄一
1
,
千野 直一
1
Eiichi Saitoh
1
,
Naoichi Chino
1
1慶應義塾大学医学部リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine.
キーワード:
脳血管障害
,
機能障害評価
,
ADL評価
Keyword:
脳血管障害
,
機能障害評価
,
ADL評価
pp.481-489
発行日 1989年7月10日
Published Date 1989/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106083
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- サイト内被引用 Cited by
はじめに
脳血管障害における障害の評価については多くの研究があり,最近だけでもGresham16),Wade50),二木25),上田40)などの優れた総説をみることができる.そこでここでは,「身体機能の障害に関する評価法」に焦点を当てて概観し,さらに,これらを能力的予後の予測因子として用いる際の問題点について検討を加えてみたい.なお,今回は障害程度の把握,治療目標の設定,治療効果の判定などの目的で用いる評価について述べ,個々の患者における訓練の中で治療方法の選択などのために適時用いる評価法については触れない.また,高次脳機能,歩行については本特集の中で他の著者により扱われる予定であるので言及しない.
身体機能評価を,Ⅰ.機能・能力障害評価(ADLを除く),Ⅱ.ADL評価,Ⅲ.予後予測の問題,にわけて論じる.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.