Japanese
English
症例報告
自己導尿によりADLが自立に至った脳血管障害患者の一例
Clean Intermittent Self Catheterization in the Stroke Patients: A Case Report.
才藤 栄一
1
,
木村 彰男
2
,
蜂須賀 研二
3
,
本田 哲三
3
,
千野 直一
3
Eiichi Saitoh
1
,
Akio Kimura
2
,
Kenji Hachisuka
3
,
Tetsumi Honda
3
,
Naoichi Chino
3
1東海大学医学部付属大磯病院リハビリテーション室
2慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
3慶應義塾大学医学部リハビリテーション科
1Division of Rehabilitation Medicine, Tokai University Oiso Hospital.
2Keio University Tsukigase Rehabilitation Center.
3Department of Rehabiiitation Medicine, Keio University School of Medicine.
キーワード:
自己導尿
,
神経因性膀胱
,
脳血管障害
Keyword:
自己導尿
,
神経因性膀胱
,
脳血管障害
pp.53-57
発行日 1988年1月10日
Published Date 1988/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105757
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はじめに
神経因性膀胱の管理法は,脊髄損傷のリハビリテーションを通じて進歩してきた.そして,そのなかでも自己導尿法の確立は,ひとつのエポックと言えよう3,6),しかし一方,脳血管障害患者における排尿管理の問題は,脊髄損傷者の排尿障害ほど,充分に検討されていない.
今回,我々は,片麻痺は極く軽度であったが排尿障害のため日常生活が困難であった脳血管障害患者の一例に対し,自己導尿法を試み,良好な結果を得たので若干の考察を加えて報告する.
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