Japanese
English
紹介
機能的自立度評価法(FIM)
Functional Independence Measure.
道免 和久
1
,
千野 直一
1
,
才藤 栄一
1
,
木村 彰男
1
Kazuhisa Domen
1
,
Naoichi Chino
1
,
Eiichi Saitoh
1
,
Akio Kimura
1
1慶応義塾大学医学部リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine
キーワード:
機能的自立度評価法(FIM)
,
ADL評価
Keyword:
機能的自立度評価法(FIM)
,
ADL評価
pp.627-629
発行日 1990年8月10日
Published Date 1990/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106326
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はじめに
すぐれたADL評価法の開発はリハビリテーション医学における長年の課題である.1989年,米国Buffaloで行われた“Methodologic Issues in Stroke Outcome Research”に関するシンポジウム1)においてなされた提言では,disabilityの基本的な評価項目としてセルフ・ケア,移動,排泄管理,コミュニケーション,認知および行動の各項目が必要であること,さらに現在広く用いられている評価法では十分にdisabilityの変化を記述できないことなどが指摘されている.
ここ数年,米国を中心に広まってきている機能的自立度評価法(Functional Independence Measure: FIM)は上記の必要項目を満足するのみならず,今後の国際的に統一されたADL評価法として脚光を浴びつつある.著者らはFIMの日本語版の作成に携わってきたので,その概要等をここに紹介する.なお,FIMの日本語訳の出版は現在検討中である.
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