特集 日常診療に求められるリハビリテーション
知っておきたいリハビリテーションの流れ
脳卒中片麻痺におけるリハビリテーションの視点と機能評価
冨山 陽介
1
1宮城厚生協会坂総合病院リハビリテーション科
キーワード:
脳卒中治療
,
包括的評価尺度
,
ADL評価
Keyword:
脳卒中治療
,
包括的評価尺度
,
ADL評価
pp.980-982
発行日 2005年12月1日
Published Date 2005/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100208
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脳卒中片麻痺のリハビリテーション(以下,リハ)では,能力の再獲得が主な課題となる.能力の再獲得とは麻痺の改善のみを意味しない.日常生活の自立度が最終的な治療効果のよりどころとなる.PTやOTなど専門のスタッフが不可欠ともいえるが,医師や看護師のみでも相当の対応ができる,ということが広く理解される必要がある.
本稿では,脳卒中の治療の流れに沿いながら,主治医が知っておくべき急性期から回復期にかけてのリハ的視点を述べる.そして運動機能を中心に,機能評価について具体的に述べたい.比較的広い範囲にわたる取り組みとなるので,実用性の高いテキスト1)を活用することをお勧めする.
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