Japanese
English
特集 下肢装具
片麻痺の下肢装具―適応に関する諸問題
Lower Extremity Bracing of the Hemiplegic Patients: Some Problems in Its Indication.
窪田 俊夫
1
,
角田 忠男
1
Toshio Kubota
1
,
Tadao Tsunoda
1
1中伊豆リハビリテーションセンター
1Nakaizu Rehabilitation Center.
キーワード:
手段
,
適応
Keyword:
手段
,
適応
pp.875-880
発行日 1983年11月10日
Published Date 1983/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105059
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はじめに
片麻痺における下肢装具の役割りとは,関節拘縮の予防と矯正および異常歩行パターンのコントロールを通じて患脚への体重の移行,支持を容易にし,またある時は患脚の離床を助けることにより歩行能力を高めることであろう.このような重要な役割りをもつ下肢装具については既に本誌においても下肢装具の動向,適応と処方,生体工学的解析,材料工学的諸問題等に関してしばしば取り上げられている.
本稿では,これらの知見をふまえながら,これから片麻痺のリハビリテーション(以下リハと略す)を手がけようとされる方々を主な対象にして,日常の臨床でしばしば遭遇することの1つである装具の適応に関する諸問題について述べてみたい.
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