Japanese
English
特集 脳卒中のリハビリテーション
片麻痺の回復過程
Recovery Process in Hemiplegia.
重野 幸次
1
,
長谷川 恒雄
1
Koji Shigeno
1
,
Tsuneo Hasegawa
1
1伊豆韮山温泉病院
1Izu Nirayama Rehabilitation Hospital.
キーワード:
片麻痺
,
回復
,
協同運動
,
錐体路症状
,
痙性
Keyword:
片麻痺
,
回復
,
協同運動
,
錐体路症状
,
痙性
pp.477-484
発行日 1976年6月10日
Published Date 1976/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103570
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はじめに
中枢神経系(以下CNS),特に錐体路のミエリンの形成は,生後間もなく始まり,2年以内に終了する.人間を含め,哺乳動物のCNSは,一度破壊(変性)すると再生することはないといわれている.
では,CNS損傷後,損われた神経機能(ここでは運動麻痺)はどのようにして回復するのであろうか?この問題につき,以下の順序で述べてみたい.
1.脳血管障害(以下CVD)による運動麻痺の特徴
2.片麻痺の回復過程と転帰
3.片麻痺の回復阻害因子
4.片麻痺の回復機序について
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