Japanese
English
研究と報告
脳血管障害片麻痺患者の筋血流量
Muscle Blood Flow of Hemiplegic Patients in Cerebral Vascular Disease.
真島 東一郎
1
,
大橋 正洋
1
,
尾賀 幹
1
,
荻島 秀男
1
,
飯尾 正宏
2
,
阿部 正秀
2
,
外山 比南子
2
,
岩倉 博光
3
Toichiro Majima
1
,
Masahiro Oohashi
1
,
Miki Oga
1
,
Hideo Ogishima
1
,
Masahiro Iio
2
,
Masahide Abe
2
,
Hinako Toyama
2
,
Hiromitsu Iwakura
3
1東京都養育院附属病院リハビリテーション部
2東京都養育院附属病院核医学部
3帝京大学整形外科教室
1Department of Rehabilitation Medicine, Tokyo Metropolitan Geriatrics Hospital.
2Department of Nuclear Medicine and Radiological Science.
3Teikyo University, Department of Orthopedics.
キーワード:
脳卒中
,
片麻痺の筋血流量
,
133Xe-クリアランス法
,
筋肉温度
Keyword:
脳卒中
,
片麻痺の筋血流量
,
133Xe-クリアランス法
,
筋肉温度
pp.297-303
発行日 1976年4月10日
Published Date 1976/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103528
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はじめに
片麻痺患者の発症後経過中には,患肢の腫脹,疼痛,筋および皮膚の萎縮,拘縮等が観察されることが少なくない.リハビリテーションの機能回復訓練を進めていく上で,これらの末梢循環動態を知ることは病態の把握に必要と思われる.
これまでにこのような四肢末梢循環障害の評価に関する研究は,plethysmography,皮膚温測定,灌流ポンプを用いた電磁流量計測定法,超音波ドップラー法,Phenolsulphonpthalein(P.S.P.)の組織クリアランス法などが応用されていたが,近年末梢循環測定にRadioisotopeが広く応用されるようになった.我々は放射性希有ガス(133Xe)の生食液の組織クリアランス法を用いて,片麻痺患者の腕橈骨筋の筋血流量を測定したので報告する.
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