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講座
筋収縮のメカニズム(3)―収縮の化学と構造蛋白
Mechanism of mascular contraction (3)
大井 淑雄
1
Yoshio Ooi
1
1自治医科大学整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Jichi Medical School.
キーワード:
アクトミオシン
,
超沈澱
,
トロポニン
,
カルシウムイオン
Keyword:
アクトミオシン
,
超沈澱
,
トロポニン
,
カルシウムイオン
pp.835-838
発行日 1973年8月10日
Published Date 1973/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102995
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筋肉の構造蛋白の主なものとして太い線維tkick filamentと細い線維filamentが大別され前者はミオシンmyosin,後者はアクチンであること,そしてその両者の間における辷り込みがいわゆる筋収縮の本態であるというsliding theory(1954.A.H.Huxley,H.E.Huxley)については前稿で触れた.ここではその各構造蛋白の特徴とその相互作用に対するATPあるいは金属イオンの影響そしてこのactomyosim ATP系をさまざまの形で制禦している第3の収縮蛋白系などについて述べてみたい.
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