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特集 生物物理学の進歩—第6回国際生物物理学会議より
総説
筋収縮および収縮タンパク質について
On muscle contraction and contractile proteins
丸山 工作
1
Koscak Maruyama
1
1千葉大学理学部生物学教室
pp.2-5
発行日 1979年2月15日
Published Date 1979/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903291
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〔Ⅰ〕
総数2,000人(内,外国から700人)というマンモス学会の意義とはいったい何であろうか?国際的な学問の交流,研究者間の議論,友好などいろいろあげられる。しかし,実際には,いくつものシンポジウムが平行して開かれているし,ポスター・セッションも広い会場で多数展示されているので,ごく限られたものしか知ることができない。知人とは話せても,始めてのひとと打ちとけて話す機会は少ない。それに,何といっても英語が主な言葉であるから,私たちにとってはハンディキャップがある。
何年もかけて準備をし,とくに予算上の問題,プログラムの編成,会場の用意など,かなりの数の研究者の時間を割いてまで行うのに値するのであろうか?という疑問すら,はじめ抱いたものである。
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