Japanese
English
特集 視覚障害者のリハビリテーション
視覚障害者の就労支援の現状と職域拡大の課題
Present situation of employment support and impending problems for the expansion of job opportunities for persons with vision impairments.
指田 忠司
1
Chuji Sashida
1
1独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構障害者職業総合センター
1National Institute of Vocational Rehabilitation, Japan Organization for Employment of the Elderly, Persons with Disabilities and Job Seekers(JEED)
キーワード:
視覚障害
,
就労支援
,
職域拡大
,
欠格事由
,
合理的配慮
Keyword:
視覚障害
,
就労支援
,
職域拡大
,
欠格事由
,
合理的配慮
pp.1193-1199
発行日 2012年9月10日
Published Date 2012/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102658
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はじめに
視覚障害者が社会的に自立していくためには,その能力を活かして収入を得ること,すなわち,経済的自立に向けた営みが不可欠である.もちろん,個人の能力や障害程度はさまざまであり,すべての視覚障害者がこうした営みが可能なわけではない.したがって,年金その他,経済的自立を図るための支援制度の整備もまた不可欠である.
本稿では,こうした視覚障害者の経済的自立に向けられた諸活動の一つとして,「雇用・就労」=「就業」,すなわち,何らかの「仕事」に就いて,賃金などの収入を得るという営みに注目し,そのための支援施策の現状を概観し,今後の就業機会の拡大に向けた課題について検討してみたい.
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