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増大特集 リハビリテーションQ&A
Ⅴ 脳性麻痺,その他の小児疾患
31.脳性麻痺
Definition and classification of cerebral palsy.
落合 幸勝
1
Yukikatsu Ochiai
1
1東京都立北療育医療センター
1Tokyo Metropolitan Kita Medical and Rehabilitation Center for the Disabled
キーワード:
脳性麻痺の定義
,
脳性麻痺の分類
,
粗大運動能力分類システム(GMFCS)
Keyword:
脳性麻痺の定義
,
脳性麻痺の分類
,
粗大運動能力分類システム(GMFCS)
pp.606-611
発行日 2012年5月10日
Published Date 2012/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102504
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Q1 脳性麻痺の歴史とは?
脳性麻痺の歴史は,1853年英国の外科医William J. Little1)の記念碑的著書に始まったと言える.1861年Littleは,Obstetrical Society of Londonで講演を行い,分娩が新生児の神経筋系に重要な損傷を与える可能性のあることを,多数の症例を挙げて説明した.分娩という過程のなかでも,特に関係する因子は難産,未熟出生,新生児仮死であることを指摘した.1958年にこの論文の全文がCerebral Palsy Bulletin 1巻1号に復刻出版された2).この講演後,脳性麻痺は「リットル病(Little's disease)」と呼ばれるようになった.
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