Japanese
English
特集 障害と体力
脳性麻痺者
Fitness of people with cerebral palsy.
飛松 好子
1
Yoshiko Tobimatsu
1
1東北大学医学部医学系研究科障害科学専攻運動障害学肢体不自由学分野
1Department of Rehabilitation Medicine for the Physically Disabled, Tohoku University Graduate
キーワード:
脳性麻痺
,
体力
,
エルゴメーター
,
PCI
,
運動効率
,
VO2max
,
EO2
Keyword:
脳性麻痺
,
体力
,
エルゴメーター
,
PCI
,
運動効率
,
VO2max
,
EO2
pp.735-738
発行日 2003年8月10日
Published Date 2003/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100866
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脳性麻痺者の体力
運動の遂行には,命令系である神経系,実行系である骨関節,筋,そしてエネルギー供給系としての呼吸循環系が関与する.運動障害における運動の遂行能力を考える際には,とかく運動器と神経系に関心が行きやすいが,実際には呼吸循環系の関与も重要である.とりわけ日常生活で装具や補助具を使用して歩行を行うような場合には,その動作遂行に伴う疲労,すなわち体力が問題となる.脳性麻痺はまさにそのような障害であり,古くからその体力に関心が寄せられてきた.
体力は大きく防衛体力と行動体力とに分けられ,さまざまな要素を含むが,ここでは運動遂行の際にエネルギーを供給する呼吸循環系体力(cardio-respiratory fitness)ととらえ,論ずることとする.
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