Japanese
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実践講座 脳卒中急性期に活用可能な評価スケール・第2回
上肢機能
Arm rehabilitation measurement.
藤原 俊之
1
,
笠島 悠子
1
,
新藤 恵一郎
1
Toshiyuki Fujiwara
1
,
Yuko Kasashima
1
,
Keiichiro Shindo
1
1慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
1Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine
キーワード:
脳卒中
,
上肢機能障害
,
評価法
Keyword:
脳卒中
,
上肢機能障害
,
評価法
pp.559-562
発行日 2011年6月10日
Published Date 2011/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102098
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はじめに
近年,脳卒中片麻痺上肢機能障害への治療法がCI療法(constraint induced movement therapy),rTMS(反復経頭蓋磁気刺激),HANDS(hybrid assistive neuromuscular dynamic stimulation)therapyをはじめ多く紹介され,リハビリテーションのアプローチも,今までの利き手交換などによる代償動作の獲得から,機能障害へのアプローチに再びシフトしつつある.そこで今まで以上に急性期からの上肢機能評価が重要となり,機能評価に基づく的確なゴール設定と治療法の選択が必要とされている.
急性期より的確な上肢機能障害評価を行うためには,簡便かつ信頼性と妥当性が確立している評価法を用いる必要がある.
そこで本稿では,脳卒中急性期に活用可能な上肢機能評価スケールを概説する.
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