Japanese
English
研究と報告
静的立位姿勢保持におけるバランス評価指標の相互関係
Interrelations between evaluation indices in standing balance.
水澤 一樹
1,2
,
江原 義弘
3
,
田中 悠也
2
,
古川 勝弥
2
Kazuki Mizusawa
1,2
,
Yoshihiro Ehara
3
,
Yuya Tanaka
2
,
Katsuya Furukawa
2
1新潟県立リウマチセンターリハビリテーション科
2新潟医療福祉大学大学院医療福祉学研究科
3新潟医療福祉大学医療技術学部義肢装具自立支援学科
1Department of Rehabilitation, Niigata Rheumatic Center
2Graduate School of Health and Welfare, Niigata University of Health and Welfare
3Department of Prosthetics & Orthotics and Assistive Technology, Faculty of Medical Technology, Niigata University of Health and Welfare
キーワード:
バランス
,
静的姿勢保持
,
評価指標
Keyword:
バランス
,
静的姿勢保持
,
評価指標
pp.157-164
発行日 2010年2月10日
Published Date 2010/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101705
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要旨:〔目的〕静的姿勢保持の評価指標として重心(COG),足圧中心(COP),重心加速度(ACOG),頭部加速度(AFHD)などがあり,これらの相互関係について検討することを本研究の目的とした.〔対象・方法〕健常者10名を対象とし,開脚立位を60秒間保持させた.3次元動作解析装置と床反力計を用い,計算によりCOG,COP,ACOG,AFHDを求めた.さらに1秒ごとにそれぞれの最大振幅を求めた.〔結果〕相互相関関数解析の結果,COGとCOPはtime shift=0秒,ACOGとAFHDはtime shift=-0.1秒で相関係数がピーク値を示した.対応のあるt検定の結果,COGとCOPならびにACOGとAFHDの最大振幅には有意差を認めた.〔結語〕COGとCOP,AFHDとACOGは類似していたが最大振幅が異なり,COPでCOG,AFHDでACOGを代用する際には,振幅が異なる点に留意する必要がある.
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