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報告
ハンドヘルドダイナモメーターを用いた立位バランス評価指標における信頼性と基準関連妥当性についての研究
Reliability and validity of standing balance index measured by hand held dynamometer.
岩本 浩二
1,2
,
吉尾 雅春
3
Koji Iwamoto
1,2
1札幌医科大学大学院保健医療学研究科理学療法学・作業療法学専攻
2茨城県立医療大学保健医療学部理学療法学科
3千里リハビリテーション病院
キーワード:
ハンドヘルドダイナモメーター
,
バランス
,
信頼性
,
妥当性
Keyword:
ハンドヘルドダイナモメーター
,
バランス
,
信頼性
,
妥当性
pp.949-955
発行日 2012年10月15日
Published Date 2012/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102609
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要旨:本研究は,ハンドヘルドダイナモメーター(Hand-held Dynamometer:HHD)を用いた立位バランス評価法(HHD評価指標)における信頼性と妥当性について明らかにすることを目的とした.対象は,脳卒中片麻痺患者,骨関節疾患患者,健常高齢者(健常者)などとし,疾患または加齢により立位バランス能力が低下している者とした.
信頼性は級内相関係数(Intraclass correlation coefficients:ICC)を用いて検者間信頼性について評価した.妥当性はスピアマンの順位相関係数を用いてFuctional Balance Scale(FBS)およびTinetti Balance Test(TBT)との対応を検討し,基準関連妥当性について評価した.その結果,ICC=0.883~0.956,FBSとの対応はr=0.87,TBTとはr=0.80の強い相関が得られ,HHD評価指標の信頼性および妥当性が確認された.
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