Japanese
English
短報
視覚情報が静的立位姿勢保持中の足圧中心に及ぼす影響
Visual effect on center of pressure during static upright posture.
水澤 一樹
1
,
江原 義弘
2
,
古川 勝弥
3
,
田中 悠也
4
Kazuki Mizusawa
1
,
Yoshihiro Ehara
2
,
Katsuya Furukawa
3
,
Yuya Tanaka
4
1新潟県立がんセンター新潟病院リハビリテーション科
2新潟医療福祉大学大学院医療福祉学研究科
3新潟リハビリテーション病院リハビリテーション部
4わしざわ整形外科スポーツ整形外科リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation, Niigata Cancer Center Hospital
2Graduate School of Health and Welfare, Niigata University of Health and Welfare
3Department of Rehabilitation, Niigata Rehabilitation Hospital
4Department of Sports Orthopedic Rehabilitation, Washizawa Orthopedics
キーワード:
静的立位姿勢保持
,
視覚
,
足圧中心
Keyword:
静的立位姿勢保持
,
視覚
,
足圧中心
pp.1349-1352
発行日 2012年10月10日
Published Date 2012/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103707
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要旨:〔目的〕視覚情報が静的立位姿勢保持中の足圧中心(COP)に及ぼす影響を把握し,視覚に特有のCOPパラメーターを明らかにすることである.〔対象・方法〕健常男性11名を対象とし,開眼・閉眼の2条件で開脚立位を60秒間保持させた.静的立位姿勢保持中のCOPを床反力計によって計測し,11種類のパラメーターを算出した.〔結果〕視覚情報の消失によって有意差を認めたパラメーターは,単位軌跡長(p<0.05)と前後方向単位軌跡長(p<0.05)の2種類であった.また多重ロジスティック回帰分析の結果,視覚に特有のCOPパラメーターとして前後方向単位軌跡長(p<0.05)が選択された.〔結語〕視覚情報の消失によってCOPの速度が特に前後方向において速くなり,視覚に特有のCOPパラメーターは前後方向単位軌跡長であることが明らかとなった.
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