Japanese
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短報
重心動揺計では重心を評価しているか?
Does stabilometer evaluate center of gravity?
水澤 一樹
1,2
,
江原 義弘
3
,
田中 悠也
2
,
古川 勝弥
2
Kazuki Mizusawa
1,2
,
Yoshihiro Ehara
3
,
Yuya Tanaka
2
,
Katsuya Furukawa
2
1新潟県立リウマチセンターリハビリテーション科
2新潟医療福祉大学大学院医療福祉学研究科
3新潟医療福祉大学医療技術学部義肢装具自立支援学科
1Department of Rehabilitation, Niigata Rheumatic Center
2Graduate School of Health and Welfare, Niigata University of Health and Welfare
3Department of Prosthetics & Orthotics and Assistive Technology, Faculty of Medical Technology, Niigata University of Health and Welfare
キーワード:
バランス
,
重心動揺計
,
重心
,
足圧中心
Keyword:
バランス
,
重心動揺計
,
重心
,
足圧中心
pp.773-777
発行日 2010年8月10日
Published Date 2010/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101834
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要旨:〔目的〕静的立位姿勢保持は重心動揺計により評価できるとされる.重心動揺計では重心(COG)の動揺を評価していると思われがちであるが,実際に計測しているものは足圧中心(COP)である.本研究の目的は,要約統計量においてCOGとCOPには差異があるかどうかを検討することである.〔対象・方法〕健常者10名を対象とし,開脚立位を60秒間保持させた.3次元動作解析装置と床反力計を用い,計算によりCOGおよびCOPを求めた後,各要約統計量を算出した.〔結果〕開眼・閉眼ともに,いずれの要約統計量においてもCOGとCOPの相関係数は有意に強かった.しかし,開眼・閉眼ともに左右方向動揺標準偏差以外の要約統計量ではCOGとCOPの間に有意差を認めた(p<0.01).〔結語〕要約統計量においてCOGとCOPは有意に強く相関するものの,両者の間には差異があることが明らかとなった.
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