プラクティカル・メモ
立位姿勢保持装置の開発
村松 宏
1
,
角谷 亮蔵
2
,
林 篤
3
1東京都職員共済組合清瀬病院
2弘前大学医学部付属病院
3青森県立中央病院
pp.136-137
発行日 1985年2月15日
Published Date 1985/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518103273
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はじめに
立位姿勢における作業療法は移動能力獲得による日常生活の範囲を広げるのみならず合併症等による二次障害の防止,生理学的,心理学的見地からも必要欠くべからざるものであるが従来の立位姿勢保持作業台(スタンディングテーブル,カットアウトテーブル)のほとんどは高価で大型な輸入品に頼る傾向がある.弘前大学病院作業療法室にても立位作業訓練にスタンディングテーブルが必要となった.しかし従来の物が高価であり場所をとることおよび使用頻度がそれほど多くないという事情を考え安価でしかも現在使用中の木工机,上下調節式作業台および手摺,窓の棧等に取り付けまた持ち運び容易な(約7kg)手軽な装置を試作したので紹介したい.
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