学会報告
第62回神奈川リハビリテーション研究会―2007年3月24日(土),於:神奈川リハビリテーションセンター
高橋 正
1
1七沢脳血管センター
pp.1389-1392
発行日 2007年11月10日
Published Date 2007/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101125
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1.健常者における体力測定結果を踏まえた自転車動作の実際
湘南東部総合病院リハビリテーション科
松栄 亮介・田中 博・今井 一郎
原 久美子・有馬 和美・福室 智美
前回の脳卒中患者の自転車動作の観察では走行時のふらつきやブレーキの遅れ,曲がる軌跡がふくらむ傾向があった.そこで今回は症例数を増やし,高齢者や脳卒中患者と比較するため,健常者の自転車乗車動作と新体力測定を実施した.対象は,当病院スタッフで週1回以上自転車を利用している健常者17名,20~50歳代とした.内容は,自転車では走る・止まる・曲がる,新体力測定では握力・上体起こし・長座体前屈・開眼片脚立ち・10m障害物歩行・6分間歩行とした.自転車乗車動作と体力測定では大きな問題はなかったが,40~50歳代では自転車動作の直線でわずかな左右の動揺がみられ,体力測定の開眼片脚立ちでは120秒できない人がいた.今後は高齢者と脳卒中患者について検証していきたい.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.