学会報告
第38回神奈川リハビリテーション研究会―1995年3月25日(土),於・神奈川県福祉プラザ
井上 保
1
,
秋田 裕
2
,
隆島 研吾
3
1神奈川県立ゆうかり園
2横浜市総合リハビリテーションセンター
3横浜市立大学医学部附属浦舟病院
pp.482-484
発行日 1996年5月10日
Published Date 1996/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108114
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1.神奈川県福祉プラザにおける福祉用具モデル事業の報告
神奈川県福祉プラザ展示班・小さき花の園
佐藤育徳
超高齢社会における在宅新時代に対する新ゴールドプランが提唱されてきている時,介護者の充実は急務となってきている.しかし,人力には限界があるため,補充サービスとして住宅改造と並んで福祉機器の活用は重視されるものである.平成5年の福祉用具法の制定が契機となって,この分野の推進が図られることになり,各種の関係サービスも積極的に実行されつつある.今回,老人保健拠出金による福祉用具モデル事業が開始されることになり,神奈川県福祉プラザは,テクノエイド協会の委託を受け実施機関の任を負うことになった.1994年12月からの短期間の実施状況であるので結論を出すには早すぎるが,紹介をかねながら,検討課題について論じた.手続きが簡単であり,所得に制限がなく,寝たきり予防のため積極的に活用されるものと期待するが,他法との関係の整合性,電動車椅子等の適合性審査などに疑義があり,今後の方法について整理をすべきと考えている.
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